いざしようと思っても、ストレージの選び方に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
PS5のSSDを増設したいけど、1TBだと、またすぐに足りなくなってしまうかもしれないし、かと言って2TBだとちょっと高いし、どっちにしたら良いか迷うな〜。
新しいゲームをしようと思ったときにストレージ容量が足りなくなってしまうと、ものすごくストレスだよね。でも、ストレージを追加するにしても無駄な出費はしたくないし…。
そんなあなたの悩みを解消できる記事です!
なぜなら、今なら製品によっては2TBでも1.5万円程度からで手に入れることができるからです!
特に中華製SSDはコスパが高くておすすめです。
この記事では、PS5に最適な高コスパなSSDの選び方を紹介しています。
ぜひ参考にして、ストレスフリーなゲームライフを送ってください!
PS5のSSDは1TBと2TBどっちの容量がおすすめ?
PS5にSSDを増設するなら2TBがおすすめです。
なぜなら1TBと2TBでは2倍の容量差がありますが、2TBのSSDはコスパも高く、格安なSSDを選べば1TBの1.5倍よりも安い価格で入手できるからです。
最近では安くても高性能なSSDを入手できるので、選ぶなら2TBがおすすめです。
SSDには様々な種類や性能があり、どれを選ぶかによってもPS5の動作やゲームの快適さが変わってきます。
では、PS5に増設するSSDを選ぶときには、どのような点に注意すべきでしょうか?以下に、主なポイントを紹介します。
1TB、2TBどっちの容量が良いか?おすすめは2TB
初期型PS5に標準で内蔵されているSSDの容量は825GBですが、実際にゲームデータなどに使用できる容量は700GB弱しかありません。
PS5のストレージ容量を増やすためには、現時点でコスパで考えると1TBか2TBのSSDのどちらかが候補にあがるでしょう。
どちらが良いかは、自分のゲームのプレイスタイルや予算によって異なりますが、どちらを選ぶかは、自分がどれくらいのゲームをプレイするか、どれくらいのゲームを保存したいかを考えて決めましょう。
1TBのSSDに入るゲームの本数は?
PS5のゲームのサイズは1本で30GB〜100GB程度です。1本50GBだとすると、1TBのSSDには20本ほどインストール可能です。
これでも十分な本数ですが、最新のゲームは容量が大きいものが多いため、せっかく増設してもすぐにいっぱいになってしまい、めんどうな整理が必要になるかもしれません。
1TBのSSDは約1万円以下で購入できるものも多く、コスパは高いですが、将来的にまた増設したくなるかもしれません。
2TBのSSDに入るゲームの本数は?
2TBのSSDは、PS5標準のSSDで利用できる容量の約3倍弱ほどの容量で、40本ほどインストール可能です。これなら容量不足に悩むことはほとんどなくなるでしょう。
価格は少々高めですが、中華製の高コスパのSSDであれば約1.5万円前後で購入できるものも多く、一度増設すれば長期的に安心できます。
最近では2TBのSSDも値下がりしており、高コスパでおすすめです。筆者も2TBのSSDを購入しましたが、空き容量も十分になり、気持ちにも余裕ができました。
外付けと内蔵どっちが良いか?
PS5のSSDを増設する方法として、内蔵SSDと外付けSSDの2種類がありますが、どちらが良いかというと、内蔵SSDの方が圧倒的に良いです。理由は以下の通りです。
- PS5のゲームは外付けSSDにはインストールできない。インストールできるのはPS4のゲームだけ。
- 内蔵SSDは外付けSSDよりも速度が速く、安定して動作する。
- 内蔵SSDは2TB〜8TBの容量が大きいものを選ぶことができる。
- 外付けSSDは容量が小さいものが多く、ゲームを移動させる手間もかかる。
このように、内蔵SSDは外付けSSDよりも優れています。PS5で最高のゲーム体験をするためには、内蔵SSDの増設一択です。
PS5の内蔵SSDの要件
PS5の内部増設用SSDの要件は以下のとおり公式サイトで案内されていますが、この記事で紹介している製品はどれもPS5動作確認済みですので安心です。
インターフェース | PCI-Express Gen4x4対応M.2 NVMe SSD(Key M) |
ストレージの空き容量 | 250GB~8TB |
対応サイズ | 2230 / 2242 / 2260 / 2280 / 22110 |
放熱機構を含むサイズ | 幅:最大25mm 長さ:30 / 40 / 60 / 80 / 110mm 高さ:最大11.25mm(基盤から上8.0mmまで / 基盤から下2.45mmまで) |
シーケンシャル読み込み速度 | 5,500MB/秒以上を推奨 |
ソケットタイプ | Socket 3(Key M) |
価格
SSDの価格は、容量や速度、耐久性などの性能によって決まりますが、それだけではなく、ブランドや市場の動向などの要因も影響します。
SSDを選ぶときは、自分の予算や目的に合ったものを探すことが大切ですが、この記事ではコスパを重視した高性能で安い中華製SSDをおすすめしています。
中華製のSSDは、有名なメーカーのSSDに比べて価格が安いです。しかし、安いからといって性能や耐久性が劣るというわけではありません。
中華製のSSDは、最新のNANDチップやコントローラーチップを搭載しており、高速で安定した読み書きができます。
読み書き性能
SSDの読み書き性能は、ゲームのロード時間や画面表示の滑らかさなどに影響します。
SSDの読み書き性能は、メーカーやグレードによって異なりますが、一般的には5000MB/s〜7000MB/s超のものがあります。
もちろん速い方がゲームを快適に楽しむことができますが、PS5の増設用SSDの要件としては5500MB/s以上となっています。
5000MB/sを超えてくると、人間の感覚では大きな差は感じられないと言われていますので、要件を満たしていれば、どのSSDを選んでも問題はないでしょう。
DRAMキャッシュの有無
DRAMという高速なキャッシュメモリの搭載有無により、読み書きのパフォーマンスや寿命などに影響があります。
一般的にDRAMがあった方が書き込み処理をまとめて行うことができるため、ランダムアクセス(データをバラバラに読み書きする)性能が向上し、寿命も延ばすことができると言われています。
ですが、発熱が大きくなる面から逆に耐久性の面で不利ということもあります。ヒートシンクの有無を合わせて考慮すると良いでしょう。
NANDチップの種類
NANDチップとは、SSDに搭載されたデータを保存するメモリのことです。NANDチップには様々な種類がありますが、主に以下の2つの要素で区別されます。
- ビット数
NANDチップは1つのセルに何ビットのデータを保存できるかで区別されます。
ビット数が多いほど容量やコスパが高くなりますが、性能や耐久性が低くなります。
例えば、QLC(4ビット)のNANDはTLC(3ビット)やMLC(2ビット)やSLC(1ビット)のNANDよりも劣っています。 - 層数
NANDチップは複数の層で構成されており、層数が多いほど容量や性能が高くなります。
例えば、232層のNANDは128層のNANDよりも高速で低発熱です。
今回紹介している製品の中でYMTC232層の3D NANDは発熱が低く高性能と言われており、PS5にも適しています。
コントローラーチップの種類
NANDチップへの読み書き制御(誤り訂正や不良ブロックの管理など)を担うのがコントローラーチップです。
このチップの違いにより読み書き性能や信頼性が変わってきます。
有名なメーカーは品質や信頼性が高いですが、価格も高いです。無名なメーカーは品質や信頼性が低いですが、価格も安いです。
しかし、これは一概には言えません。実際の性能や評判を確認することが大切です。
台湾メーカーのmaxioは、PCIe 4.0に対応した高性能なコントローラを製造しており、読み書き速度が速く、信頼性も高いです。
PS5おすすめ中華製激安SSD
これらをふまえて、おすすめの中華製SSDを以下に5製品紹介します。コスパの高い2TBの製品を紹介しています。
特徴についてはこのあとの比較表を参考にしてください。
PS5おすすめSSDの比較表(2024年10月19日現在)
おすすめSSDの特徴を比較表にまとめました。
メーカー | 容量/規格 | 価格 | 読み書き性能(公称値) | DRAM | NAND | コントローラ |
---|---|---|---|---|---|---|
HIKSEMI | 2TB NVMe SSD PCIe Gen 4×4 | ¥19,880 | 読み: 7,450MB/s 書き: 6,750MB/s | なし | YMTC232層(TLC片面) | maxio MAP1602 |
Monster Storage | ¥21,420 プライム感謝祭セール ※ヒートシンクなし版 | 読み: 7,400MB/s 書き: 6,600MB/s | なし ※ヒートシンクなし版 | YMTC232層(TLC片面) ※ロットにより異なる ※ヒートシンクなし版 | maxio MAP1602 ※ロットにより異なる ※ヒートシンクなし版 | |
Hanye | ¥16,993 | 読み: 7450MB/s 書き: 6700MB/s | ロットにより異なる | YMTC232層(TLC片面) ※ロットにより異なる | maxio MAP1602 ※ロットにより異なる | |
JNH | 現在2TBなし | 読み: 7200MB/s 書き: 6700MB/s | あり | YMTC128層 | Innogrit IG5236 | |
Lexar | ¥17,081 プライム感謝祭セール | 読み: 7400MB/s 書き: 6500MB/s | なし | YMTC232層(TLC片面) | maxio MAP1602 |
おすすめSSD
筆者のおすすめSSDは、HIKSEMI製です。なぜなら、このSSDはYMTC232層のNANDとmaxio製のコントローラを確実に搭載しており、低発熱で高速なSSDだからです。
他の製品は、同じメーカーや型番でも、製造時期やヒートシンクの有無によってNANDやコントローラが異なる場合もあります。
迷ったらHIKISEMIがおすすめです。
どうしても他の製品を選びたい場合は、商品ページやレビューを参考にロットやNANDやコントローラーを確認すると良いでしょう。
PC向けシステムドライブには
PS5ではなくPCのシステムドライブ等に使用するならJNH製がおすすめです。
このSSDはDRAMキャッシュ付きで、ランダムアクセスが多い場合に優れています。DRAMキャッシュは消費電力や発熱も大きいため、PS5には向きません。
筆者はよく調べる前にDRAMキャッシュ付きでこの価格は安いなと思いJNH製のSSDを購入したのですが、発熱や寿命を考えるとHIKISEMI製のSSDの方が良かったと感じています。
JNH製のSSDでも読み込み速度は6000MB/s以上出ているし、空き容量も増えてスッキリ!快適ですよ〜。
PS5の増設SSDの取り付け方は?
PS5のSSD増設はドライバー1本で簡単にできます。購入したら、以下の公式YouTubeを参考に取り付けしてみましょう。やり方はとても簡単です。
未来のストレージの考察
ストレージ拡張について個人的な意見として、将来的に、より高速なネットワーク環境が整うことにより、将来のゲーム機にはクラウドストレージが使用される可能性があると考えます。
これにより、ユーザーは自分のゲーム機に保存する必要なく、ゲームをストリーミングできるようになるとでしょう。ゲーム機のストレージ容量が不足することがなくなり、より多くのゲームを容量を気にせず遊べるようになるでしょう。
将来のゲーム機におけるストレージは、主に2つの大きな進歩が期待されます。
- より多くのゲームを保存できるようになります: ゲームは進化し続け、リアルで広大な世界を提供するようになっています。そのため、未来のゲーム機は現在よりもはるかに多くのゲームを保存できるようになると思われます。これにより、さまざまなゲームを楽しむ選択肢が増えます。
- クラウドストレージとの連携が進みます: クラウドストレージは、インターネットを通じてデータを保存し、アクセスする方法です。未来のゲーム機は、このクラウドストレージと連携し、より便利になると予想されます。
これらの進化により、ゲーム機は使いやすく、さらに魅力的なものになることでしょう。ゲームの世界がどのように広がっていくのか、楽しみに待ちましょう。
まとめ
今回紹介したSSDは、YMTC社のNANDフラッシュメモリを搭載したものです。YMTC社のNANDは昨年末から現在にかけて価格が大幅に下がりました。
YMTC社がアメリカの禁輸リストに加えられたため、NANDチップが大量に余ったことがその理由とも言われています。禁輸リストに加えられたと言っても、チップの品質そのものに問題があるわけではありません。
最近では価格は最安値から値上げ傾向にあります。今後さらに上昇する可能性も考えられますので、早く入手した方がお得かもしれません。高コスパなストレージを入手して、快適なPS5ライフを満喫しましょう!